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左 / ハクサンボク 10月、熟した実が庭に彩りをそえる 自然のリズムと共に暮らす
中 / 鹿北石で「虫喰い」の手法を用いた園路も山らしく決して平坦な道は作らない
右 / 水面に映る木々と光 これも水景の魅力

 

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共用スペースからの眺め 水面に反射した自然光と木立の陰が一枚の絵となる

 

シャープな直線で構成された現代建築のマンション。1F共用スペース周りに設けられた水盤を取り囲む形の庭では徹底的に自然の素材だけを使用しました。
筑後川の玉石、熊本の鹿北石、耳納山の石。植木は出身地・久留米のものを中心に熊本からも仕入れ、使用しています。
直線的な現代建築に野趣あふれる素材を合わせることで温かさが演出できると考えました。直線と曲線、硬さと柔らかさ、そのバランスこそが快適な空間づくりのポイントだと考えます。

DATA
竣工  :2011年8月
住宅設計:株式会社おおたに設計
建設会社:株式会社淺沼組

Photo:富永亜紀子
TEXT:コガトシユキ/qs